2018年10月7日日曜日

【 K.Archery Guitars の魅力 3 】 KD-1 NS 16 SPECIAL BS AIR

こんにちは、橋川です。

皆さま、連休はいかがお過ごしでしょう。
天気もいいしお出かけされてますかね?それとも自宅でゆっくりお寛ぎでしょうか?


今日は今月開催中のK.Archery Guitarsフェア用にご用意したスペシャルな一本をご紹介せていただきます。

K.Archery Guitars
KD-1 NS 16 SPECIAL BS AIR


まず、モデル名が長い!笑

しっかりとご説明させていただきます。

「KD-1 = ドレッドノートスタイルの中間的な堅さのトップ材を用いたモデル」だというのは今までの投稿をご覧いただいている方ならお分かりいただけると思います。


「" STD " や " CST " は聞いたことがあるけど " SPECIAL " ってなに?」

" SPECIAL " とつくモデルはレギュラー材以外の材料を採用したモデルのことを指します。

今回のモデルはアディロンダックスプルーストップ、マダガスカルローズウッドサイド&バックを採用した " SPECIAL " モデルです!




素晴らしいマダガスカルローズウッドを採用しています。
近年では本当に入手困難になってきた材料なだけに、このレベルの材料をストックしていることに驚かされます。


それ以外の暗号のような型番は下にまとめました。

【NS】
前の " N " はブリッジプレートの形状で " ノーマルブリッジプレート " 、後ろの " S " は " スキャロップブレーシング " を意味します。

扇形のブリッジプレートを採用しているモデルもありますが、ノーマルブリッジプレートのほうが音がガツンと出る印象です。

【16】
トップブレーシング材の高さを明確にしてあります。
通常16mmなので本来表記の必要はありませんが、14mmや15mm高の個体が存在することからスペシャルモデルには記載されています。

【BS】
バックブレーシング形状、バック材厚の違いを指します。
" BS " ブレーシングはネック側から数えて3、4番目のブレーシング形状がノーマルブレーシングと異なります。それに加えてバック材の厚みが一般的な厚みの2.7mmより0.1mm厚く仕上げてあります。

BS仕様はバック材が多少厚めに仕上げてあることにより、弾き込むとよりコシが強く感じられると思います。

【AIR】
沖野氏による最終セットアップの段階で、多少軽やかに鳴るようにボディチューンした仕様を指します。


すべては全体のバランスをとるための作業の一環で、通常は表記の必要もないように思います。しかしながら、その作業すら型番に明記したいという沖野氏の「ボディチューニング」に対する強いこだわりが感じられる表記ではないでしょうか。


モデル名を説明するだけでえらい時間がかかってしまいますが・・・
とにかくK.Archery Guitarsの素晴らしさは、


弾いた時のバランス。
それと永く使っていける楽器であること。


沖野さんの楽器造りからはいろいろと考えさせられることが多いです。
この素晴らしい楽器を、皆さま、ぜひ店頭でお試しください。

橋川

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