2018年10月29日月曜日

乾燥にご注意ください!

こんにちは、橋川です。

皆さん、最近なんとなく唇が渇いてきてませんか?!
人によっては肌がカサカサしてきたりしてるかも?!!!

そうです、この季節がやってきました。
・・・乾燥です。

ここ数日、サイドパーク店も乾燥しだしています。
店内の湿度計がこれです。


だいたい40%前後といったところでしょうか。
ちょっと低くなってきましたね。

乾燥している日が続くと楽器にとっては辛い状況となります。

エレキギターは指板の乾燥や、ネックの反りが出てきますね。
特にアコースティックギターは最悪の場合、ボディ割れなどの症状が出てしまいます。

「・・・えぇっ!!!!!」
っとなる前にひと手間かけましょう。


サイドパーク店内のショーケースに収納している高額な楽器も早めに加湿してあげます。
ケース内にはあらかじめ加湿器を入れてありますので、スイッチオン。


朝からつけているので湿度はこんな感じ。
68%とかなり優等生です。

少し高い気もしますが、楽器の出し入れをするとすぐに湿度が下がってしまうので丁度良いぐらいですね。

Yokoyama Guitarsを入れている店頭のアクリルケースも、保湿できそうに見えて実はえらく乾燥するんです。


なのでこちらにも対策を。
アナログな対応ですが、こんな感じでトレイに水を入れて置いておきます。


これだけでもだいぶ違いますが、乾燥が進んできたらさらにサウンドホールにつける「ギターブレス」なんかを使う場合もあります。

皆さまがお持ちの楽器も少し気にかけてあげてくださいね。

もちろんサイドパーク店にお持ち込みいただいての診断、調整も可能ですので、ぜひぜひご来店ください。

お待ちしています!
とにかく乾燥にはご注意を!!!!!

橋川

2018年10月26日金曜日

特別なEG-1500C

こんばんは、橋川です。

今日は最新の入荷商品をご案内させていただきます。
今回の入荷モデルは、良質な材が入手出来た時のみ製作される特別なEG-1500Cです。

Crews Maniac Sound
EG-1500C Premium Limited / Jacaranda


トップ材にはベアクロウのびっしり入ったシトカスプルースを採用。
モデル名の通りバックビューはこんな感じです。


貴重な素晴らしい杢のハカランダ / プライウッドを採用。
このバックを見ていただければ、プレミアムリミテッドモデルはいつでも製作できるわけではないのもご理解いただけるのではないでしょうか。

サイド材にも拘りがあります。


こちらも美しいバーズアイメイプル。
ボディ材全てに貴重なマテリアルを採用しています。


続いてはこちら。

Crews Maniac Sound
EG-1500C Limited / Hard Maple



こちらのモデルはボディトップ&バック材にハードメイプル / プライウッドを採用。
美しい杢もさることながら、スプルーストップモデルとは異なったパリッとしたサウンドが魅力的なモデルです。


こちらのサイド材はフレイムコア。
それにしてもきれいな杢ですね。

秋の夜長にナイロン弦のサウンドもマッチしますよね。
優しい響きなので、ご自宅でぽろぽろ爪弾くにはもってこいです。

今回入荷の2タイプの比較動画も撮ってみました。
今度はちゃんと爪の手入れをしてから望みたいと思います。笑


今回も製作本数が少ないですが、もちろん店頭ありますので、ぜひ実機もお試しくださいね!

橋川

2018年10月25日木曜日

【 K.Archery Guitars の魅力 6 】 KD-3 STD

こんにちは、橋川です。

最近はK.Archery Guitarsフェアを開催したり、Yokoyama GuitarsのNEWモデルが入荷したりと、なにかとアコースティックギターめいているサイドパーク店です。

秋の夜長にご自宅でぽろぽろとアコギを爪弾くのも雰囲気的に良いですよね。


今日はK.Archery Guitarsの変わり種をご紹介させていただきます。

K.Archery Guitars
KD-3 STD


トップ材にイングルマンスプルースを採用した " STD " の " 3 " です。
サイド&バックはと言いますと・・・


きれいなローズウッドサイドですね。
バック材はこちら。


「?!」と思われた方、正解です。笑
このモデルはローズウッドサイド、マホガニーバック仕様に仕上げてあります。

これにも沖野さんの拘りがギュッと詰まっています。

マホガニーサイド&バックモデルと比べると、マホガニーのニュアンスはありますが、しっかりと立ち上がる張りのあるサウンドが特徴です。どうしても音が柔らかく、甘くなりがちなマホガニーサイド&バックモデルですが、このモデルは音の線がヨレない、「使える」マホガニーサウンドに仕上がってますね。

サイド材に堅めの材料を採用するというクラシックスタイルを取り入れた沖野氏らしい発想。さすがです。

また、マホガニーのカラーリングもローズウッドの色味にあわせて仕上げてありますので、見た目にも違和感がありません。


中から見るとマホガニーなのが良くわかります。

" 3 " ならではのクリアなサウンドが特徴的なモデル。
心地良いサウンドを動画で撮ってみました。


先日ご紹介のKD-1 CSTのサンバーストカラーやこのモデルなど、稀少なモデルをぜひ店頭でお試しください。

店頭でコージとともに、皆さまのご来店をお待ちしています!

橋川

2018年10月19日金曜日

念願のスペシャルなプロトタイプが入荷!

こんばんは、橋川です。

今日は遅い時間の投稿になってしまいました。
ご帰宅中にぜひご覧ください。笑


本日、Yokoyama Guitarsのスペシャルなプロトタイプが入荷しました!

以前より何度か投稿させていただいているニューヨーカースタイル / 12フレットジョイントモデルです。

お客様のオーダーモデルと同時に先生が製作してくれたモデルたちです。
それではご紹介させていただきます。

Yokoyama Guitars
SNN-AAM #860 -Special Proto Type-



アディロンダックスプルーストップ、アクアティンバーマホガニーサイド&バック採用のSNNです。指板、ブリッジ駒には杢の美しいエキゾチックエボニーを贅沢に使用しています。

最新のコンター加工ももちろん入っていますよ。

もう一本の入荷はこちら!

Yokoyama Guitars
SNN-AB #861 -Special Proto Type-



モデル名の通り、アディロンダックスプルーストップ、ブラジリアンローズウッドサイド&バック採用の一本。

指板、ブリッジ駒&ヘッド天神にもブラジリアンローズウッドを採用した、贅沢極まりない(笑)モデルとなっています。

今回入荷の二本は先生にお願いしてシェラック塗装を採用してもらいました。
どちらも30回塗りです。

非常に手間がかかるため、「今後は採用しない」と本人が断言していただけに、これだけで十分にスペシャルな仕様ではないでしょうか?!

製作経過は以前のブログをぜひご覧ください!
【 Yokoyama Guitars ニューヨーカースタイル変遷記 】

ブログでは簡単なご紹介のみですが、店頭でぜひ濃厚な詳細をお伝えしたいと思います。笑

もちろん店頭でお試しいただけますので、ぜひご来店ください。
週末、お待ちしてますよー!

橋川

2018年10月18日木曜日

【 K.Archery Guitars の魅力 5 】 KD-1 CST レアモデル!

こんにちは、橋川です。

今週末は楽器フェア&EXPERIENCE PRS in JAPAN 2018ですが、サイドパーク店ではK.Archery Guitarsフェアで盛り上がっております!

今日は稀少なモデルをご紹介させていただきます。

K.Archery Guitars
KD-1 CST / SB


いたってシンプルなKD-1の " CST " 仕様。
中間的な堅さの上質なイングルマンスプルースをトップ材に採用しています。

「おっ!」と思うインパクトの通り、珍しくサンバーストカラーを纏ったモデルです。

非常に雰囲気があってカッコいい!!!

たまにこういった色物を見ると素敵に感じます。




サイド&バックにはローズウッドを採用。

サウンドはシンプルに!素晴らしい音を奏でます。

弱いピッキングでも立ち上がりが早く、かつコシのあるサウンド。
弾いていて本当に気持ちの良いギターですよ。

動画でもその雰囲気が伝わるかしら?
良かったらお時間あるときにご覧ください。

ピッキングの強弱でとても表情のある音色を出しますね。


「使える」一本が欲しいけど、「人とはちょっと違うギターを!」という方にお勧めです。ぜひ店頭でお試しください!

フィンガーでもストロークでも、どっちもいけちゃう一本です!

橋川

2018年10月13日土曜日

マーチン弦の思い出

こんにちは、橋川です。

最近は暗くなるのが早くなってきましたね。
小金井はまもなく真っ暗になります。笑


今日はマーチン弦のお話。

アコギを弾かれる方は一度は使ったことがあると思います。
ど定番の弦と言えばM140でしょうかね?


懐かしいパッケージがあったので撮ってみました。
左から現行のパッケージ、前パッケージ、その前の懐かしのパッケージ!

懐かしくないですか?!笑
一番右のはM150ですけどね。

右のパッケージで販売していたころは私は学生で(昭和54年生まれ。笑)、弦が切れたら安いヤマハのバラ弦を買っていました。ごめんなさい。笑

その頃はマーチンと言えばこのパッケージの画面が使われていましたね。
後ろのステッカーもしかり。

これを見た時、ふっと昔の記憶がよみがえりました。笑


そうそう、話は変わりますが、皆さんはマーチン弦のラインナップが新しくなるのはご存知でしょうか?!

「知ってる、知ってる」という方もいれば、「えーーーっ!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


マーチンのオフィシャルサイトでは10月1日からリニューアルとありますが、詳細は今度の楽器フェアでお披露目されるようです。

ど定番のM140がなくなるとか、なくならないとか・・・。
なくなるとなると悲しい気もしますが、はたしてどんな進化を遂げるのか楽しみでもあります。

楽器フェアと同時開催される " EXPERIENCE PRS in JAPAN 2018 " にはフーチーズも参戦しますので、フーチーズブースに遊びに寄ったついでに弦の情報も収集してみてくださいね。


詳細は下記URLからどうぞ


懐かしいマーチン弦の思い出談義に、ぜひサイドパーク店へ遊びに来てください。
また、10/20(土)、21(日)のPRSイベントへもぜひお越しください!

お待ちしています!

橋川

2018年10月11日木曜日

【 K.Archery Guitars の魅力 4 】 KOM-1 SS SPECIAL LBS

こんにちは、橋川です。

K.Archery Guitars Fair開催中ということで、アコギネタの連投で失礼します。

今日はアバロンインレイの美しいスペシャル仕様のご紹介です。

K.Archery Guitars
KOM-1 SS SPECIAL LBS


42-Styleのインレイを施したKOM-1です。

アディロンダックスプルーストップ、マダガスカルローズウッドサイド&バックを採用した今人気のOMスタイルですね。

先日ご紹介させていただいたKD-1のスペシャルモデルとボディ構成材は同じですが、やはり一番目を引くのはこのアバロンによる装飾でしょう。



本当にきれいなインレイワークです。
そそりますね。笑


トーチインレイも素晴らしい。

やはりMartinスタイルとなるとアバロンインレイに憧れますよね。
美しい、格好良い・・・やはりオーラがあります。

モデル名にある " LBS " とは " BS " と対をなす仕様で、標準で2.7mm厚程度のバック材を0.1mm薄く仕上げてあります。これにより低音に独特の音色とボリュームを持たせてあります。コシのある心地良い鳴りですね。


スペシャルモデルの採用する材料自体入手困難な上、アバロンの装飾も手間暇かかり、もちろん製作本数は限られてしまいます。

フェア期間中の今なら店頭のラインナップも充実。
他のスペシャルモデルとの弾き比べも可能です!


ぜひ店頭に遊びに来てください。
お飲み物とお茶菓子をご用意してお待ちしています!

橋川

2018年10月7日日曜日

【 K.Archery Guitars の魅力 3 】 KD-1 NS 16 SPECIAL BS AIR

こんにちは、橋川です。

皆さま、連休はいかがお過ごしでしょう。
天気もいいしお出かけされてますかね?それとも自宅でゆっくりお寛ぎでしょうか?


今日は今月開催中のK.Archery Guitarsフェア用にご用意したスペシャルな一本をご紹介せていただきます。

K.Archery Guitars
KD-1 NS 16 SPECIAL BS AIR


まず、モデル名が長い!笑

しっかりとご説明させていただきます。

「KD-1 = ドレッドノートスタイルの中間的な堅さのトップ材を用いたモデル」だというのは今までの投稿をご覧いただいている方ならお分かりいただけると思います。


「" STD " や " CST " は聞いたことがあるけど " SPECIAL " ってなに?」

" SPECIAL " とつくモデルはレギュラー材以外の材料を採用したモデルのことを指します。

今回のモデルはアディロンダックスプルーストップ、マダガスカルローズウッドサイド&バックを採用した " SPECIAL " モデルです!




素晴らしいマダガスカルローズウッドを採用しています。
近年では本当に入手困難になってきた材料なだけに、このレベルの材料をストックしていることに驚かされます。


それ以外の暗号のような型番は下にまとめました。

【NS】
前の " N " はブリッジプレートの形状で " ノーマルブリッジプレート " 、後ろの " S " は " スキャロップブレーシング " を意味します。

扇形のブリッジプレートを採用しているモデルもありますが、ノーマルブリッジプレートのほうが音がガツンと出る印象です。

【16】
トップブレーシング材の高さを明確にしてあります。
通常16mmなので本来表記の必要はありませんが、14mmや15mm高の個体が存在することからスペシャルモデルには記載されています。

【BS】
バックブレーシング形状、バック材厚の違いを指します。
" BS " ブレーシングはネック側から数えて3、4番目のブレーシング形状がノーマルブレーシングと異なります。それに加えてバック材の厚みが一般的な厚みの2.7mmより0.1mm厚く仕上げてあります。

BS仕様はバック材が多少厚めに仕上げてあることにより、弾き込むとよりコシが強く感じられると思います。

【AIR】
沖野氏による最終セットアップの段階で、多少軽やかに鳴るようにボディチューンした仕様を指します。


すべては全体のバランスをとるための作業の一環で、通常は表記の必要もないように思います。しかしながら、その作業すら型番に明記したいという沖野氏の「ボディチューニング」に対する強いこだわりが感じられる表記ではないでしょうか。


モデル名を説明するだけでえらい時間がかかってしまいますが・・・
とにかくK.Archery Guitarsの素晴らしさは、


弾いた時のバランス。
それと永く使っていける楽器であること。


沖野さんの楽器造りからはいろいろと考えさせられることが多いです。
この素晴らしい楽器を、皆さま、ぜひ店頭でお試しください。

橋川

2018年10月3日水曜日

【 Yokoyama Guitars オーダー進捗 】 神奈川県 U様 & 東京都 T様

こんにちは、橋川です。

昨日はSP店は定休日でしたが、お客様の修理品があったのでYokoyama Guitars工房へ行ってきました。

もちろんお客様オーダー品の進捗確認もしてきましたよ!


先日の台風が嘘のような天気の良さ。
私にしては珍しいですね。


工房まわりの栗拾いも期待していましたが、今年は全然ダメでがっかり。残念。


地元のスーパー ” ツルヤ ” さんで買い物したりと長野を堪能しながら、12時過ぎに工房に到着しました。
どうです?きれいな空でしょ?!

先生と工房内でいつもの?!ランチ。
淹れたてのコーヒーをゆっくりと堪能したらオーダー品の進捗確認といきましょう。


まずは神奈川県のU様オーダー品 " ONN-AB " 。
「最近天気悪かったから進んでないよ。」と先生。



それもそうですね。
雨降りの日や湿度の高い日は塗れないですからね。

このモデルはシェラック塗装。

前回来たときは「13回塗った」との事でしたが、今回の状況は「16回」との事です。今回は30回程度塗り重ねる予定のようです。もう少しかかりますね。

それにしても雰囲気良くなってきました。
かわいい!!!!


それと!U様オーダーのもう一本!

" AN-GB " のブリッジインレイが小川さんのところから上がってきていました。


流石です。きれいです。素敵です。
小川さん、いい仕事してますねー。

先生に「本体は?」と聞くと「塗装入れちゃった」との事です。笑
なので、合体写真は完成時ということになりますね。

シングルオーとANはほぼ同時の完成かな?
いや、ANのほうが若干早いかな?といった感じです。

U様、首を長くしてお待ちください!笑


さてさて、続いて東京都のT様のオーダー品 " TDF-WR " の確認といきましょう。

「先生、TさんのTDFは?」と聞くと「それも塗装に入れちゃった」との回答。


「・・・ん?」


何言ってのか理解するまでに少し時間がかかってしまいました。
1ヶ月前に材料選定したT様の木工は完成し、塗装工程に入ったということのようです。

なのでT様、早ければ月末に完成します。
画像撮れませんでした。すみません。笑


さてと。

せっかく工房に来たので先生と悪だくみ。
せっかく来たからね。悪だくみするよね。笑


ご期待ください。

橋川