2018年6月27日水曜日

【 Yokoyama Guitars 工房訪問記 番外編 】スタッフ 橋川の休日訪問...笑

こんにちは、橋川です。

最近めっきり暑くなってきましたが、皆さま体調は大丈夫でしょうか?
私は元気です。笑


フーチーズ サイドパーク店は火曜日を定休日とさせていただいています。

昨日も火曜日。
もちろん橋川もお休みいただいていました。

「よしよし、今日はのんびり自宅で休日だ。」と思っていましたが、
なんか天気いいじゃないですか。

あまりの天気の良さに何を血迷ったか、「そうだ、長野へ、横山工房へ行こう!」となりました。笑

朝の8時過ぎに先生に電話。
今日の先生の予定を確認して、「先生、お昼ご飯食べないで待っててね。」と言葉を残して電話を切りました。笑

お店に置いてある調整品など工房へ持って行きたいギターもありましたが、今日は休みということで自分に言い訳をして、その子たちは次の機会に。

晴れてるし、中央道も快調!


今日のお昼はどうしようかな?
前回は「あかり」さんの定食にやられたので(笑)、途中で先生に相談の電話。

工房近くに「ちくほっくる」という小さくて、かわいいパン屋さんがあるので、そこでパンを買って工房に持ち込むことになりました。近くのドラッグストアで牛乳やらお茶やら飲み物も買っていきます。

最近、工房近くの軽トラのおじちゃんに、すれ違いざま「おいっす!」って手をあげてあいさつされるようになりました。笑
地元にフィットしてきたかな?!笑


工房には12時過ぎにスムーズに到着。
工房の外にはクワガタがいましたよ。自然です。平和です。

※昆虫が苦手な方、ごめんなさい。笑

「ただいまー」と工房に入っていくと先生にニヤニヤされました。

先生はいつも定時でご飯なので、買ってきたパンやら飲み物を広げてランチにします。
今日は暑いので、先生の淹れてくれるコーヒーは後回し。笑


画像の左は女房です。笑
先生と常連のお客様には可愛がっていただいております。ありがとうございます。※お目汚し失礼しました。笑

工房でこうやって買ってきたものを食べる機会はあまりないですが、のーんびりした時間は最高です。先生は仕事場ですけど。ごめん!笑


午前中はオーダー品のバインディング巻きをやってたみたい。



3日前に来た時より進んでるもの。仕事してる。さすが。笑


今日は先生とお昼一緒に食べようと思って来ただけなんで、この後の予定は全くなし。


先生「午後、何しよう。オーダー品のネックやっちゃおうかなぁ。」
私「もうネックやったらできちゃいますね。」
先生「あとは指板がくれば。」



おもむろに私からの提案。

私「・・・先生、工房のいらない材でなんか作って。」

前々からお客さんからのリクエストがあったり、自分で欲しいと思ってたり、でもなかなかお願いする機会もなかったのも事実ですが、思いついたので思い切って言ってみました。笑

先生「やだ。」

きました。いつもの返しです。笑
ここからが肝心です。

私「本当に使えない、いらない端材でいいんですよねー。ギターに使える材料だともったいないじゃないですか。」

先生「何が欲しいのよ。」

きました、きました。乗ってきてます。笑

私「ギターの小物類を入れておくようなトレイがあったらいいんですけどねー。」

先生「そんなでかい材無い・・・っていうかやだ。」



先生「・・・蓋いるの?」

もう完璧な流れです。
この時きっとやってくれると確信しました。笑

私「なくていいですよ。もっと全然シンプルな感じでいいです。」

先生「でも冶具作んないといけないからなぁ。」


そうなの?冶具作るの?そんなに大がかりなの?
っていうか冶具ってどうやって作るの?そんなに簡単じゃないよね?笑

事は重大でした。笑


先生「じゃあ、使えそうな材料でまずは大きさ決めて。」

こんな感じかなとサイズを決めると、さっそくおなじみの「自動」で加工します。


今日は助手がお手伝い。

先生「ねぇ、弟子入りしなよ。」

いつもうちの女房を勧誘します。
私は賛成派なんですが・・・笑

続いて昇降盤でカットします。


先生「坂本が防塵マスク買ってこねぇから息苦しい。」
先生「2か月も前に頼んだのに・・・忘れてるな、絶対。」

ご存知の方も多いと思いますが、「坂本」とはYokoyama Guitars製造、販売元「ワンダートーン」の社長です。すなわち先生と坂本さんで組んでいるタッグが「ワンダートーン」なわけです。

※6/27現在、坂本さんに確認をとりましたが「防塵マスク」の発注は忘れてたそうです。笑


材料のサイズが決まったら冶具作りです。


ベニヤ板にアクリル板を貼り付けて製作していきます。
手前に並んでいるのがルーターの刃です。

何が凄いって、先生は製作するものの完成形をイメージして、頭の中に設計図があるんです。その設計図に合わせて必要なガイド(冶具)を作っていくんですね。

これがやっぱり凄い。何やってるか分からない。笑

プラス、それを加工する機械、刃物の知識が半端ない。
説明されてもわからない、イメージできない。

先生曰く「これ(冶具)ができるかどうかで製作できるかどうかが決まるようなもんだ」と。やっぱりこの人凄いね。

まぁ、ぼくらは休日だけど。笑


作った冶具を使って、試しにいらない材料をルーターにかけてみます。


先生「もうちょっと。こっちだったな。」

などと言いつつ黙々とルーター加工すること2時間ちょっと。笑
途中コーヒーブレイクを挟みましたが、今日の午後は小物入れ作りで終わってしまいそうです。


先生は木くずまみれ。
われらの服も鼻の中も木くずまみれ。笑

もちろんベルトサンダーで表面もきれいにします。


最後に手作業で面取りして、焼き印押して、オイルを塗って、完成したのがこれ。


先生はいつも18時を目途に作業を終えるそうですけど、時計に目をやると18時15分。

先生「あー、今日は仕事させられちゃったな。働きすぎ。」
先生「橋川のおじさんが来るとろくなことがないなぁー笑」

とお褒めの言葉おいただきました。笑


顔を洗って今日の作業は終了です。


この小物入れはご購入者特典としてプレゼントされるとの事ですので、ぜひぜひサイドパーク店でYokoyama Guitarsをお求めください。笑


ちなみに家に着いたのは22時前。
お疲れ様でした。

長々と個人的な休日ブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。笑


橋川

2018年6月24日日曜日

【 Yokoyama Guitars 工房訪問記 2 】神奈川県 U様

こんにちは、橋川です。

昨日は神奈川県のU様と横山工房へ行ってきました!
今回、お客様とは現地最寄り駅での集合です。

一年程前に材料選定に行ったのですが、インレイ等のプランがなかなか決まらず、
ほぼ決まった頃にはギターのスペックを忘れかけてしまうという・・・笑

なので、仕様の再確認とオーダー内容のアップデートを含めての工房となりました。

U様は11時頃に最寄り駅に到着予定との事なので、私はひと足先に工房へ。


結構早い時間に到着しましたが、先生はすでに作業中。
早いですね。笑

工房には製作途中のギターがズラッと並んでいます。


よし、まずはお客様オーダー品の進捗確認からといきましょう。

富山県のN様のSJFはここまで形になっていました。早い。笑


サチャローズウッド、カッコいいですね。早速お客様には現地からメッセージをいれます。

さてさて、先月オーダーの東京都I様のNNはどこまで進んでるかな?!


は、早い・・・もうボディが形になってる。
いつになくハイペースに仕上がってますね。

こちらもその場でお客様へメッセージを入れます。


11時過ぎにU様到着。
仕様書を見ながら順番に仕様を確認していきます。

ナット幅は?ネック厚は?バインディングは?最新のコンター加工は?サイドポジションマークは?などなど、多岐に渡って仕様を再確認、決定していきます。

気がつけばあっという間に13時前。
お昼ご飯食べなきゃ。笑

先生と近くの食堂へランチへ向かいます。

先生「この前定休日で食べれなかったからここにしよう。」
と初の「あかり」さんへ。


定食をいただきましたが、もの凄いボリューム。
ギターのオーダーどころじゃないぐらいの満腹具合。笑

でも、あとから入ってきた地元の方は「大盛りで。」と言っていました。流石です。笑

ご飯の画像は載せませんので、オーダーの際に現地でご確認お願いします。笑

満腹ながらも工房に戻って、先生に淹れてもらったコーヒー飲んで、ギターの最終確認をして、材料の集合写真を撮って締めです。


オーディトリアムのノンカッタウェイ。
ジャーマンスプルーストップ、ブラジリアンローズウッドサイド&バック仕様です。

AN-GB、良いギターができるといいなぁ。
T様のオーダー完成品、F様、O様の調整完了品を車に積んで帰路につきます。

先生、宜しくお願いします。


あと、この製作途中のギター画像をちらっと。


みんな欲しくなっちゃうスペシャルな1本です。詳細は内緒。
情報はサイドパーク店で手に入れてください。笑


最後はU様に撮っていただいた橋川の画像でお別れです。笑
ぜひぜひ、お気軽にオーダーのご相談にいらしてください。

サイドパーク店でお待ちしてますよ!

フーチーズ サイドパーク店 / 042-316-6113

橋川


※ちなみに、お腹がいっぱい過ぎて晩ごはんは抜きました。笑

2018年6月22日金曜日

K.Archery Guitars

今や信州の名工として人気を博すヘッドウェイ マスタービルダー " 百瀬 恭夫 " 氏。

アコースティックギター好きなら百瀬氏を知らない方はいないのではないでしょうか。
現在でも多くのバックオーダーを抱え、入手困難となっているのも事実です。

そんな百瀬氏が製作を手掛ける " K.Archery Guitars " をご存知でしょうか。
今、巷のアコギファンの間で話題沸騰中のブランドです。

百瀬氏は指定された設計図に基づいて " K.Archery Guitars " 製作をしています。

その設計図を作成するのが " K.Archery Guitars " 代表の " 沖野 一義 " 氏です。

K.Archeryのラインナップは基本的に沖野氏が設計を担当し、百瀬氏が製作しています。
沖野氏は「百瀬氏の技術は信頼に値する」と言い、百瀬氏は「設計図があることにより製作に専念できる」と答えます。

そんなタッグは、かつて沖野氏がヘッドウェイの技術顧問を務めた経緯から始まっています。お互いの設計思想、技術を認め合ってこその " K.Archery Guitars " 。

「強度がなければエイジングもあり得ない」と断言する沖野氏の言葉通り、弾き込むごとに驚きを与えてくれるギターです。

沖野氏が施す " 設計=ボディチューニング " 。
語れば長くなりますが、お試しいただければその素晴らしさを必ずやご理解いただけると思います。

ふたりの " 匠 " が作り上げる " K.Archery Guitars " 、ぜひ店頭でお試しください。
ご来店お待ちしています。

※お時間があれば、簡単ですが下記の動画もぜひご覧ください。

橋川


K.Archery KD-1 Standard


K.Archery Guitars KD-2 SS Standard BS


K.Archery Guitars KOM-1 SS Special LBS