2018年8月24日金曜日

ソノマの話。

こんにちは、橋川です。

皆さん、昨日の台風は大丈夫でしたか?
今日も小金井は引き続き強風で看板が倒れそうです。(危ないのでしまいました・・・)

今月はプレミアムアコースティックギターフェアを開催中なので、引き続きアコギの話でいきたいと思います。エレキネタは今しばらくお待ちください。笑


今日は「ソノマ」の話。

皆さん、「ソノマ」は知っていますかね?
「なんじゃそりゃ?」という方もいらっしゃるかもしれません。

Crews Maniac Sound が製作するエレガット " Memory of Sonoma Classical " 、通称「ソノマ」でございます。



ソノマにはいくつかのポイントがありますが、まずは


1. フルサイズのクラシックギターサイズボディに施されたカッタウェイ!



なぜか世にあるナイロン弦モデルはカッタウェイ付きで探すと、薄型のボディであったり、日本製でなかったりすることが少なくありません。

私も「なんで探してる人が多いのに、カッタウェイ付きの本気仕様モデルがないんだろうな・・・」と激しく思った時期がありました。(欲しい時です。笑)

次に


2. 細すぎないナローネックを採用!


この細すぎないナローネックというのが難しいんですが、通常のクラシックギターは一般的にナット幅は52.0~54.0mmを採用しています。

クルーズからもEGというエレガットが出ていますが、こちらは46.0mmなのです。
スチール弦のモデルから持ち替えた時に違和感がないのはこれぐらいの方が良いんです。

が、しかーしっ!

心情からすると「クラシックギターを弾きたいけど、ちょっと52.0~54.0mmは広くてきついな・・・でもクラシックスタイルで弾くならあまりナット幅が狭すぎるのも・・・」といったところです。笑

嬉しいことにソノマはナット幅48.0mm。
絶妙ですよ、これ。


余談ですが、ソノマのヘッド、通常のクラシックギターのヘッドと比べると長いんですよ。なぜ長いのかというと、よりヘッドに質量を持たせてサスティーンを得たり、楽器の鳴りの重心のバランスをとったりしているんです。

長いのでわざわざこのモデル用の長い材を用意してもらうので、工場の方にはいつもお手数をお掛けしています。いつもありがとうございます。笑


次のポイントはこれ!
今回のモデルでブラッシュアップされましたが、このポイントも大きい!


3. サイドプリアンプのないナチュラルなエレクトリック仕様!



世の多くのエレガットも以前のソノマも、このサイド部分にコントロールが搭載されていたんですね。以前のソノマの場合はプリアンプも人気の " RA-01 " が搭載されていたので、サウンドで非常に人気がありました。

でも、今回はよりナチュラルにブラッシュアップ!
生の楽器としても存分に使えるようにサイドコントロールのないMi-Siを搭載しました。

なのでパッと見た感じは生のクラシックギターです。
しかも格好良い!笑


本当に使えるエレガットです。
仕様のみならず弾き心地、ルックスでも素晴らしいモデルだと思います。


あと、ネックジョイントもこのネックセットの仕方、凄いでしょ?
工場も最初は「できないでしょ」って言ったとか言わないとか・・・。

カッタウェイも相まって、ハイポジションでの演奏性も素晴らしいです。


サウンドホールまわりのロゼッタも非常に個性的。
ほんとカッコいい。笑


今日は長くなってしまったので、動画は後日別投稿でご紹介させていただくとしましょう。ソノマの特別モデルも入荷しているのでそちらもご紹介したいし・・・。

アコギネタ、尽きませんね。笑


でも、ナイロン弦の響きは本当に癒されます。
自宅で爪弾くならなおさら・・・。お勧めです。

ぜひ店頭でお試しあれ。

橋川

0 件のコメント:

コメントを投稿